日本代表、ガーナ代表に2-0快勝!
ガーナ代表は主力メンバーが揃っていない状況ではありましたが、日本代表は危なげない試合運びで2-0の完勝。まさに「流石」の一言でした。
佐野海舟が圧巻の存在感。ダブルボランチが機能
この試合では遠藤航の起用が予想されていましたが、スタメンは佐野海舟と田中碧のダブルボランチ。結果的にこの采配が大きくハマり、佐野の存在感が際立つ内容となりました。
特に佐野は守備でのボール回収力がずば抜けており、相手の攻撃をことごとく潰すだけでなく、奪ってから前へ運ぶ推進力も素晴らしかったです。
1点目は佐野が起点。久保との連携から南野が先制
1点目のシーンでは、佐野が敵陣で渡辺とのプレスからボール奪取。そのまま堂安、渡辺、久保との連携から見事な崩しにつなげ、最後は南野拓実が冷静にフィニッシュ。守備、判断、パスワークすべてが噛み合った完璧な流れでした。
攻撃陣も高い決定力を発揮
1点目の南野に加え、2点目の堂安も落ち着いて決め切り、前線のクオリティをしっかり示しました。チャンスを確実に得点へつなげた攻撃陣も評価ポイントです。
主力不在のガーナ相手とはいえ、日本代表は試合を通して安定感のある姿を見せました。特に佐野海舟の活躍は今後の代表争いを熱くする内容で、チームにとって大きな収穫となる試合だったと感じます。
今後の代表戦に向けて、層の厚さを感じさせるポジティブな内容でした。
3バックが機能した点と思わぬアクシデント…
思わぬアクシデントも…田中碧とフランシスの負傷シーン
一方で、試合中には思わぬアクシデントも起き、日本の選手たちにとって胸が痛む場面となりました。
後半6分、日本代表は相手ペナルティーエリア手前で田中碧がシュート体勢に入った瞬間、背後からガーナのMFアブ・フランシスが足を伸ばし、両者が交錯。フランシスは足首付近を強く打った形となり、そのままピッチに倒れ込みました。
すぐにチームメイトがメディカルスタッフを呼び込み、試合は約5分間中断。ガーナの選手たちは不安げな表情を浮かべ、田中自身も不運な接触にショックを受けた様子で心配そうに見つめていました。
また、フランシスと旧知の仲である上田綺世も、倒れている元同僚のもとへ歩み寄り、動揺する田中に声をかける姿が見られました。激しい強度で行われる国際試合では避けられない場面でもありますが、それだけに関係者の心配が伝わるシーンでした。
それでも、3バックの機能したことなど、今後の代表戦に向けてポジティブな材料が多かった一戦。日本代表がこの試合で得た手応えを、次の試合につなげていけるか注目していきたいところです。